これは…。

昨日紛失した数珠。

厄を落としたという解釈もあり、探さない方がイイとも言われていますが、気付いた時に１時間位汗だくになって探しました…

が見つからず。

そして今、36番清龍寺にて…

お参りしたあと、ふと数珠を専門に扱っているお店が気になって足を運びました。

そこには店主とは別に優しそうな高知のオジサンが座っていました。

現地のお祭りよさこい祭り、地元のだんじり祭などの話題で談笑(・∀・)

最後に数珠を落としてしまってどうすれば良いのでしょうか…
と尋ねてみました。

すると店主が数珠を接待してくれました。

その後…
優しそうなオジサンの顔が豹変しているではありませんか（O.O；）

兄ちゃんゴメンm(._.)m
なんか…なんか分からないケド、もう一回お参り行っといで(－_－)
凄く怖い表情でそう言うのです。

問答無用。
自分は無心で再び長い階段を上がってお参りをしました。

再び店に戻ると、オジサンの表情は元に戻っていました。

十数年ここで色んなお遍路さんと会ってきたけど、本当にこんな事になったのは初めてだと…

その後、オジサンには色々と教えて戴き、最後に旅の安全を雨の中、大師像に祈願してくれました。

毎年正月に必ずお参りに行くのが『お不動さん（不動明王の寺）』

そしてここは、四国遍路でも数ヶ所しかない本尊が不動明王の初めてのお寺。

何かを伝えたかったのかも知れん。
とオジサンは言いました。気持ちの変化、何か感じるものがあれば良いと…

兄ちゃん、さっきよりイイ顔になったわ(*^ー^*)

変なオッチャンが余計な事言うてスマンな～。
道中気をつけてようお参り(・∀・)

で、がっちり手をとってお礼申し上げてお店をあとにしました。

素直になんかゾクッとしましたょ(;・∀・)

オジサン存在や言葉をどう受け止めるかは自分次第ですが、不思議な時間でした。